火曜日は有給休暇を取って、朝イチからミリオン座へ。
11:30からパーソナルトレーニングを依頼していたので、それまで
何か出来ないかなと思ったら、この映画が観れる事が分かりまして。

再会の夏「再会の夏」
監督:ジャン・ベッケル
出演:フランソワ・クリュゼ、ニコラ・デュボシェル、ソフィー・ベルベーク
【あらすじ】
1919年、終戦後の平和が訪れたばかりのフランスの片田舎。戦争の英雄であるはずのジャック・モルラックが、人気のない留置所で頑なに黙秘を続けている。彼を軍法会議にかけるか否かを決めるためパリからやって来た軍判事ランティエ少佐は、留置所の外で吠え続ける1匹の犬に関心を寄せる。さらにモルラックについて調べるうち、農婦にしてはあまりにも学識豊かな恋人ヴァランティーヌの存在が浮かび上がる。≪フランス・ベルギー合作≫


9:20開映だったので、9:00ちょうどぐらいにミリオン座に行ったら
ご年配の方でカウンターが凄い行列になっていてビックリ。
平日の朝上映なんて滅多に来ないので、ちょっとした発見。
いいなぁ、私も早くこんな身分になりたい(笑)。




フライヤーから「犬が出るんだな」ぐらいの印象しかなかったのですが
いわゆる「動物もの」とはちょっと違っていましたね。

留置場に拘留されている主役のジャックの取り調べにやって来た
判事でもある少佐が、何故ジャックが自己弁護をしないのか、
謝罪すれば許されると分かっていても謝罪をしようとしないのは
何故なのか、を探っていくという話ですね。

戦場では国と国が争っていても、兵士同志は和解を求めているんだ、
という事や、そういう強い想いがあっても、ちょっとしたアクシデント
でまた殺し合いに逆戻りしてしまうという脆さが切ない。
何であのワンコは一緒に戦えるんだろう・・と思っていたら
「正面からやって来るのが敵」と認識していたんですね・・。

でも、国に対する想いや、反戦という事を訴えているようだけど
実は恋人(というか奥さん?)へのあてつけというか、嫉妬が
原因だったのだけど、きっと、そういうモノなんだろうな・・と。
人を動かすのは、大義よりも身近な事なんだと思う。

大きな山場が無いというか、まとまっていて、最後にはホッコリ
出来るけど、こじんまりした作品・・と言う印象で、あまり
深掘りしたものではなかったな、と思います。