他にも観たい映画があったのですが、19時まで打ち合わせが続き
時間に余裕が無かったため、21時過ぎ開映のこちらをチョイス。

イントゥ・ザ・スカイ「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」
監督:トム・ハーパー
出演:フェリシティ・ジョーンズ, エディ・レッドメイン, ヒメーシュ・パテル
【あらすじ】
気象学者のジェームズ(エディ・レッドメイン)は、災害対策や農業の発展につながる気象予測の実現は可能だと考えていたが、周囲の学者からはでたらめだと嘲笑されていた。実験をしようにも資金を得られない彼は、ある日、夫が他界した悲しみの中にいる気球操縦士のアメリア(フェリシティ・ジョーンズ)と出会う。ジェームズはアメリアに、気球飛行に同行させてほしいと懇願する。≪アメリカ・イギリス合作≫



これはエディ・レッドメインが出演してますからね〜。
「ファンタスティック・ビースト」とかは観ないので久しぶり!
エディは数少ない私の好きな海外の俳優さんです。
(海外の特に男優さんでは、特別好きな人が居ないんです。
好きだった方は皆さん亡くなってしまったので・・・)





実話がベースにはなっていますが、そもそもこの主役のアメリア・レン
という女性は実在せず、実際は男性二人での飛行だったらしい。
空飛ぶ女性と言えば、アメリア・イアハートだよなぁ・・凄い偶然!
と思っていたら、架空の人物だったとは!
だから、実話ベースだとエンドロールでありがちな「実在の写真」とか
その後の功績の説明とか、一切無かったのかな。

あまり詳しい作品情報を知らないまま観に行ったのですが、とにかく
映像が美しくて素晴らしかったです。
ただ、その分ちょっと辛くて・・・。

私は「高所恐怖症」とまではいきませんが、高い場所が苦手で、
高い場所ではゾワッとして、足がすくんでしまいます。
気球から見下ろす地上の様子だったり、気球からの景色は確かに絶景
なんですけど、映画館の椅子に座っていても、ゾワっとしてしまって
途中で目を瞑ってしまった所もありました。
それほどリアリティが素晴らしく、高所が苦手ではない人には
映画館の大きなスクリーンで観る価値のある映像じゃないかと思います。
あとは草原に着陸してアメリアが引きずられるシーンも、観ているだけで
こちらが痛くなってしまいそうな程でした。

ストーリーとしては、可もなく不可もなく、という感じかな。
科学者だって言うなら、もっとちゃんと客観的な数値データを取りなさいよ、
とジェームスには言いたい(笑)。あの飛行で学術的に活用できる
データが持ち帰れたんだろうか・・・。

ラストシーンは、自分が飛び降りて解決しようとするアメリアと
科学者らしい冷静な判断で窮地を脱しようとするジェームスが
いい感じに対比で描かれていて、それまでの情けない科学者だった
ジェームスの面目躍如でしたね(笑)。
やっぱ、エディは品もあるしカッコイイなぁ・・・。

それにしても、当時にとって「天気予報」は「占い」と同列だった
という事に驚きました。
更に100年とか経ったら、きっと今の常識も変わってしまうんでしょうね。