渋谷で映画を観て、お茶を飲んだりゆっくりしてから向かったのは
赤坂ACTシアターです。

偽義経冥界歌「偽義経冥界歌」赤坂ACTシアター C列(2列目)
14:00開演、17:30終演
作:中島かずき  演出:いのうえひでのり
出演:生田斗真、りょう、中山優馬、藤原さくら、粟根まこと、山内圭哉、早乙女友貴、右近健一、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、インディ高橋、礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、保坂エマ、山本カナコ、村木仁、川原正嗣、武田浩二、三宅弘城、橋本さとし

【あらすじ】
自治を貫く奥州をまとめていたのは奥華(おうが)一族。その都である奥泉は“黄金の都”と噂され、また奥華の民は死者を木乃伊(ミイラ)にする風習があるため奥泉にある洞窟は聖なる場所とされる。傍若無人な遮那王牛若は洞窟に火をかけようとし、止めに入った次郎と斬り合いに。奥華玄久郎国衡(おうがのげんくろうくにひら)は止めに入ったはずが、はずみで牛若を死なせてしまう。牛若を殺したのは大問題だと頭を抱える一同。だが弁慶や海尊ら僧たちが口裏を合わせ玄久郎を牛若になりすまさせ、さらに奥華の金塊を軍資金として差し出せば、義兄の頼朝は騙せると踏んだのだ。その提案を受け入れる玄久郎は、ここで元服もし、以降は<源九郎義経(みなもとのくろうよしつね)>を名乗る。義経は進軍を続けていたが、壇之浦にてさらに戦いは激化。その海辺にひとりの若い女性が現れる。静歌(しずか)という大陸渡りの歌うたいで、ギターに似た楽器“六絃(ろくしん)”を操り滅んでいく平氏の兵のために哀悼の歌をうたっているのだった。義経に乞われて死者を冥界に送る歌を静歌がうたうと、そこに血まみれの秀衡が現れ「妻と弟に諮られ、実の息子に手を下された」と語り、「仇をとって父の無念を晴らしてくれ」と義経に訴える。この不可思議な現象は、静歌の歌に秘密があると睨んだ義経は彼女を連れて奥華へ向かうことにするが……。

 


大阪で一度観ていますが、キャストが一部変更の「令和版」。
もともと新谷さんが平成版のみの出演だったのですが
令和版ではカナコさんに交代。橋本じゅんさんが三宅弘城さんへ。
前回がほぼ最後列だったのに、今回はほぼ最前列と言うふり幅の大きさよ・・・。






前があまりに後ろの席だったので、表情が見えないレベルではなく
(オペラを使わないので)声で「あれは誰だっけ?」と判断する感じ
だったので、新鮮に「へぇぇ」と思って観ることも出来ました。

遠くて個人が識別できなかったとは言え、2度目の観劇になりますので
ストーリーそのものはもちろん変わらず。
上演台本の手直しだったりがあったのかもしれませんが、ずいぶん前の
話にもなりますので、私には分からなかったなぁ。

やはり一番違いを感じるのキャストの違いですね。
その中でも私が一番の違いを感じるのは、「くくり」でしょうか。
新谷さんのくくりは、何とも表現が難しい独特の雰囲気があって、
(彼女の声によるものも大きいと思うけど)不思議なオーラを持ちつつ
何があっても黄泉津の方(りょう)の絶対的な味方であり、唯一
黄泉津が甘えられる人・・っていう母性を感じました。
カナコさんのくくりは「母性」とはちょっと違う感じかなぁ。
絶対的に黄泉津を信じる人っていうのは変わらないんだけど、どちらかと
言うと部活の後輩というか、部下のような感覚が近かったかな。
もちろん良しあしではないけど、ラストが活きたのは新谷さんの方かも。
ただ、大きなケガをされて、久しぶりん拝見するカナコさんがお元気そうで
ちょっと嬉しかったです。

平成版では橋本じゅんさんが演じている武蔵坊弁慶が今回は三宅弘城さん。
鋼鉄番長で降板されたじゅんさんのピンチヒッターで三宅さんが登場
された事もあり、何となく納得のいくダブルキャストです。
どちらも大好きな俳優さんであり、どちらも全く違和感が無かったのですが
じゅんさんのほうが、ハチャメチャ感があった気がするんだけど
もう今となっては記憶に頼るしかないので、確証はない(笑)。
あと、やっぱり三宅さんは体が動くよねぇ・・というのは再確認。
どちらも素敵でしたし、両方観れてよかった!

あと、前回は顔が判別できないレベルだったのに、今回はめっちゃ近くて
皆さん表情までよく見えました♪
「今更言うなよ」なんだけど、早乙女友貴クンがお兄さんにとっても
似てきていて驚いちゃいました。殺陣も素晴らしいし、演技にも力みが
感じられなくて、いい俳優さんになってきましたねぇ・・と、上から目線(笑)。

あとは生田斗真さんかな。
彼の舞台は何本か観ているし、いずれも比較的前方で拝見しているのですが
新感線での生田君はいつも(と言っても2本ですが「Cat in the Red Boots」
と「Vamp Bamboo burn〜ヴァン・バン・バーン〜」)2階席から拝見
していたので、今回初めて前方からの観劇です。
前方で拝見した作品はシリアスなものが多かったので、こういう弾けた
役をなんて楽しそうに、イキイキと演じているんだろう・・という様子に
こちらまで笑顔になってくるような感じです。
まあ、あそこまで明るいキャラだと最後列から観ても、よく分かりますが(笑)
そういう意味でも、舞台作品に向いているんだろうな。

2度観てもやっぱり最後のオチについては疑問が残るというか、少々
力技で持っていた・・という印象がぬぐえないんですけど、やっぱり
新感線って楽しいよね、と思わせてくれる舞台でした。
本当だったらもう1度観に行く予定にしていたんですが、この後で感染防止策
で公演の中止期間となってしまい、この日が想定外のmy楽に。
また客席でJudas が聞ける日が来ますように・・・。