これは前川ワールドにはまった後なので、実際に舞台も観ていますが、
いずれDVD化されたら買いたいなあと思っていました。
既に初演のDVDも買ってますし(笑)。

抜け穴の会議室Room NO002DVD「抜け穴の会議室 〜Room No.002〜」
作・演出:前川知大
出演:大杉漣、佐々木蔵之介
【あらすじ】
果てしなく広がり、繋がっている六角形の部屋。 それは蜂の巣のよう。 壁の本棚や床には、たくさんの本が置かれている。 そこへ入ってくる、ひとりの男(大杉漣)。 同時にもう一人、別の男(佐々木蔵之介)が現れる。現れたばかりの男は自ら置かれている状況が理解できず、混乱。 そのうちに、偶然、一冊の本に同時に二人が触れた瞬間、二人は前世にトリップしてしまう─。六角形の部屋は、生と死の狭間にあり、書籍に書かれていることは、二人が共有する記憶らしい。そこで過去の清算をし、新たな生に進む為、二人は人生の復習を始める。時空を超えて、輪廻の世界に迷い込んだ二人の人生の意義、生きて行く意味を探る運命の旅。 彼らはそこで、希望を見い出すことができるか―。



まあ、ネット通販など各所で購入できますが、送料も勿体ないし、
1月末までPARCOで使える1000円の金券を持っていたので、
わざわざ渋谷のパルコブックセンターに取り寄せてもらっておき、
先日の遠征時に受け取りに行ってきたのでした。


このDVDが欲しかった(もう一度観たかった)のは、ラストの
大杉さんのセリフの部分がもう一度観たかったから。

「女、強えーな!」

初演と各種設定が違うのは分かっていたのですが
(初演はレンタルビデオ店、これは靴屋、前前世は兄弟か親子か 等)
この“Room NO 002”では、自分(大杉蓮)を死に追いやった息子
(佐々木蔵之介)が心の負担から自殺をしてしまう。死後その事を知った
父が「何で母さんを残して死んだ!旦那と息子に死なれたなんて!」
と強く責めるのが印象に残ってるんですよ。
まあ設定が兄弟→父子に変わってしますからね。
色々なわだかまりが解けた後に、偶然に出会った“元気なばーちゃん”
が実は自分達の妻であり、母だったと分かる。
「立ち直ってくれいたらいいな」
と言っていたのが、70代後半なのに、綺麗にしていて、あれから
運転免許を取得して当時自分が大事にしていた車(今となっては
クラッシックカー、しかもミッション車)を、きちんとメンテして乗り回し
父と息子が再開するのを手伝っていたんですよね。

その事がわかったときのセリフです。

やっぱ良かったわ〜(笑)。
元々最前列で観ているので、表情も堪能できていたはずですが、
大杉さんの表情の変化に目を奪われまして。

後は、観劇時にも思った照明の美しさ。
生で観た美しさはやはり映像ではちょっと再現できていないかな?
と思う部分もありましたら、逆に近すぎて分からなかった照明の
美しさが楽しめましたね。
(小窓からさす、各方向への光の筋が美しかった〜!)

Team申の次回公演、無いかなあ・・。
今年ぐらいにはまた上演して欲しいなあ・・・。
あ、もちろん前川作品で(笑)。