最初はあまり興味が無かったけど、思い直して(笑)チケットを
取った1本。結構好きだった「Bitter Days,Sweet Nights」を
思い出させますよね、G2さんに荻野さんの組み合わせは。

シルバースプーンに映る月「シルバースプーンに映る月」東京グローブ座
2階1列目  19:00開演、21:05終演
作・演出 : G2  音楽 : 荻野清子
出演 : 坂本昌行、新妻聖子、鈴木綜馬、戸田恵子 他

【あらすじ】
舞台は瀟洒な大邸宅。この屋敷の次男・敷島綾佑(坂本昌行)は大企業の御曹司だが、会社経営は姉の婿養子・雅也(鈴木綜馬)に譲り、役員とは名ばかりの放蕩暮らし。今朝も人目も憚らず男の恋人(?)と朝帰り。それでも雅也は知らん顔。綾佑の姉は3年前失踪していたのだ。ある日、雅也はコンシェルジュ・鶴田彩月(戸田恵子)を自室に呼び寄せ計画をうちあける。会社再建のため、取引先の頭取の娘と見合いをしようというのだ。「あなたのためなら」と、ふたつ返事で引き受ける彩月だが、その顔には不穏な微笑み。彩月はこの3年間、心密かに雅也との結婚を狙っていたのだった。この好機を逃してなるものかと意気込んだ矢先、彩月に山田美珠希(新妻聖子)から突然電話がかかってきて……。




少なくとも新妻聖子さんなら歌は聴きごたえあるに違いない。
戸田恵子さんも間違いない。
それ以外の方は殆ど拝見した事のない方ばかりだけども、
どんな感じになるのかしら・・・。

坂本君が出ているから、もっと年齢層がガッツリ若いのかな?
と思ったら、そこまでではありませんでしたね。
感想は以下↓。


殆ど予備知識なしで観に行ったのですが、ストーリーだけでなく
設定もコミックスやラノベの舞台化って言う感じの作品でした。
ど真ん中ストレートのラブストーリーだと思わなかったのですが、
眩しいほどのキュンキュンした作品でした(笑)。

ただ途中で「幽霊には歌なら意思疎通ができるかも」
「歌で“あなたは誰?”と聞いてみましょう」と何故かみんな納得して、
幽霊(と思われるものに)伝える歌の歌詞を書こう♪と話がまとまる・・
という展開には、あまりにぶっ飛んでいたのでさすがにドン引き
しましたけど(笑)。
そもそも、“お見合い”であんな勘違いするなんてありえないし。
そういう所を突っ込み始めたら、いくらでも語れそうです。

ただ、そういう点については丸ごと受け止めて観れば少女マンガを
楽しむような感覚で楽しめる作品だな、とは思います。
何と言っても皆さん歌がお上手で♪
まずお兄さん役の鈴木綜馬さん!多分初見だと思うのですが、
四季出身でミュージカルを中心にご出演になっている方なんですね。
(レミゼでもジャベールを演じていらっしゃったそうで・・)
端正なお顔といでたち、表情が実に役にぴったりでした。また
別の舞台でも是非拝見したい!

新妻聖子さんも相変わらずの声量(笑)。
髪をこの舞台のためにカラーリングされたんだとか。今までずっと
黒髪で通していたそうで、私も黒髪のイメージしかないものだから
パッと見「あれ、あれが新妻さん?」なんて思っちゃいました。
この方は“気の強い女性”を演じることが多いですね。
坂本さんとの二人の雰囲気はまさに少女マンガ♪。キュンキュンです。

戸田恵子さんもさすが。この方だからこそ、この役が成立していた
と言っても過言ではないのではないかしら?
下手したらどうしようもない色ボケオバサンにもなりかねないのに、
キュートさもあり、弱さも感じられるし、憎めないコミカルな演技も
とても良かったです。

全員書くのはもうパスしますけど、他の皆さんも良かったですね。
あ、忘れてた。主演のV6の坂本昌行さん。
もちろんテレビでは何度も拝見しているし、比較的よく舞台に
立たれている、という事は知っていましたが、歌がお上手でビックリ。
いやいや、別に下手だなんて思ってません。
(まあ、下手でもミュージカルや音楽劇に出る人も居ますけど(怒))
けど、“単純に歌が上手”だという事と、“ミュージカルでお上手”
というのは別の話だと思うのですよ。
だから、ミュージカル(音楽劇)をこれだけできる方だとは思って
いなかったので、軽く感動しちゃいました(笑)。
当然ではありますが、カッコよかったですね。

なかなかこの作品のためだけに遠征しよう!とは思いませんが
ハッピー感溢れる作品で、思ったよりも楽しめた1本でした。

ただ今回は2階1列の限りなく下手端に近い席。
舞台からの直線距離は近いのですが、シアターコクーンだったら
コクーンシート、新国立の小劇場ならA席のところ。
もう、下手側に誰が居るのか、何をやっているのか全く見えず。
でもこの位置が「別の部屋」の設定になっていたようで、結構
「何かをやっていた」ようなんですよねぇ。
(荻野さんの他にミュージシャンが居たなんてカーテンコールで
初めて知りました。見えないんだもん)
死角があって「見えない」前提の舞台ならば、A席にすべきでしょうし
そうしないのであれば、あの場所は使わない演出にすべきでは?
と思ってしまいました。“観づらい”ってレベルじゃないもの。
あれでS席の値段ってのが、なんか納得いかない・・・・。