定時と共に会社をダッシュで抜け出し、行ってきました!
5月で帝劇で観て、名古屋公演序盤で1度観て、これがmy楽です。
元々名古屋は今回の公演だけのつもりで、キャストの組み合わせは
詳しくないながらも、私なりに結構考えたつもりです。
「レ・ミゼラブル」中日劇場5列目
18:15開演、21:30終演
今回のキャスト
バルジャン:福井晶一/ジャベール:川口竜也
マリウス:山崎育三郎/コゼット:若井久美子
テナルディエ:萬谷法英/マダム・テナルディエ:谷口ゆうな
エポニーヌ:笹本玲奈/ファンティーヌ:和音美桜
アンジョルラス:野島直人/ガブローシュ:加藤清史郎
今回のこだわりは、マリウス、エポニーヌ、マダム・テナルディエ
そしてガブローシュです。
育三郎マリウスは今回まだ観ていないので1度はどうしても観たかった。
笹本エポニーヌは何度か観たけど、やっぱり好き。
谷口ゆうなさんのマダム・テナルディエも観たかったんだよねー。
そして、ガブは清史郎君がよかったし。
でもこの日の公演は結構チケットが残っていて、半額で売られたり
していたりもしたんですよね。私は敢えてココを狙ったのに
どうして人気無いんだろう〜?と。ミュージカル不慣れな私のチョイスは
的外れだったかしら?なんて思ったり。
(まあ、3連休明けの平日夜は難しい人が多いかもねーとは思う)
感想は追記にて。
今回の公演、そして今回3回観たレミゼ全体の感想など。
いやー、3回観たうちで今回が一番良かったです♪満足♪
今回は席がセンターだったので、前回「音が小さいなあ」と思った点は
全く気にならず、また非常に良く観える席で◎。
中日劇場は席によって見え方だけでなく、音の違いも大きいのかも。
最初からドップリとレミゼの世界に浸かる事ができたのが良かったな。
だから今回は前半が速すぎる!という印象も薄かったですね。
割とキャストはバランス良く観た方だと思うのですが、今回はとにかく
ジャベールが良かった!川口さんは初見だと思いますが、本当に
歌が安定していて素晴らしかったです。
バリケードで学生たちが死んでしまい、死体を確認するジャベール。
以前観た鎌田ジャベールでは「くそうっ!」と叫んでいましたが
川口ジャベでは、そのセリフはなく、「バルジャン!」と叫んでいて
ああ、ちょっと違うんだなーなんて思ったりもしました。
そしてお目当てだった育三郎マリウス。
いっくんはミス・サイゴンでも観ているし、旧演出のレミゼでも
観たことがありました(忘れてたけど)。
でも・・あんな歌い方だった?前からあんなに溜めた歌い方をしてたっけ?
前にレミゼで観た時の自分のブログを読み返してみると、
「この人の歌い方好き」と書いているのですが、今回はむしろ
ちょっと苦手感があったんですよね。ちょっと自己陶酔系で。
ミス・サイゴンでも特に違和感は感じなかったし、そもそもStarSの
コンサートも観ている訳で、歌は何度も聴いているはずなのに。
もちろん歌はお上手だし、ビジュアルも素敵なので満足ですが(笑)。
ちなみに、マリウスで登場するまでに8役を演じるということで
何役を見つけられるか挑戦してみました(笑)。8役の内訳は以下。
「囚人、農夫、宿屋客、見物人、浮浪者、工場、警察官、裁判官」
殆どクリアできたのだけど、浮浪者と警察官が分からなかったなあ。
本役で出る前も、あんなに忙しいんですねぇ。
ちなみに、工場では笹本玲奈さんがアンサンブルで出ているのも発見♪
そして今回お目当ての一人だったのは、マダム・テナルディエを演じた
谷口ゆうなさん。この方は「ジェーン・エア」を観た時から
気になっており、素敵な声だなあ、と思っていたんですよね。
なので今回、マダム・テナルディエにキャスティングされたと聞き
一度は是非観たいと思っていました。
もちろんお歌も素敵でしたが、浦嶋りんこさんがスタンダードな
マダム・テナルディエだった印象ですが、演技に谷口ゆうなさん
オリジナルの面がみられ、個性が感じられて観ていて面白かったです。
萬谷さんのテナルディエは少し“お調子者”という印象なので、
このお二人の組み合わせも良かったのかもしれません。
2人のシーンでは思わず手拍子をしちゃったりしました。
昆夏美ちゃんもとても良かったのですが、笹本さんのエポニーヌは
やはり観ていて安心する。ビジュアル面もバランスがいいし。
(先月はジャンヌ・ダルクをやっていたのにお忙しいですね(笑))
「On my own」にはやはり圧倒されてしまいました。
“これが最後だ”と自分が思っていた影響もあるかもしれませんが、
もうエンディングは胸がいっぱい。
レミゼって、恋愛や家族愛、革命等いろいろな要素がてんこ盛りに
なった作品なので、観る人それぞれに好きな部分を探せる、だから
多くの人に支持されるのかなーなんて思います。
ちなみに私は、恋愛・家族愛よりも学生たちの革命の要素が
一番好きなんだなあ、と言う事に今回気付きました。
映画にはじまり、帝劇→中日劇場と続いてきたレミゼYearも
これで終わりです。
まあ、何度か観ると新演出で気になる点も無くは無いのだけど
それを上回る作品のパワーに圧倒されます。何度も観たくなっちゃう。
次に再演されるのは何年後かなあ・・。
もう既に待ち遠しいんですけど(笑)。
【レミゼ総括】
今回観たキャストについて、まとめておきます♪
5月帝劇 | 名古屋1回目 | 名古屋2回目 | |
ジャン・バルジャン | 吉原光夫 | 福井晶一 | 福井晶一 |
ジャベール | 鎌田誠樹 | 鎌田誠樹 | 川口竜也 |
マリウス | 原田優一 | 田村良太 | 山崎育三郎 |
コゼット | 青山郁代 | 若井久美子 | 若井久美子 |
テナルディエ | KENTARO | 駒田一 | 萬谷法英 |
マダム・テナルディエ | 浦嶋りんこ | 浦嶋りんこ | 谷口ゆうな |
エポニーヌ | 笹本玲奈 | 昆夏美 | 笹本玲奈 |
ファンティーヌ | 和音美桜 | 里アンナ | 和音美桜 |
アンジョルラス | 上原理生 | 野島直人 | 野島直人 |
ガブローシュ | 加藤清史郎 | 加藤清史郎 | 加藤清史郎 |
ジャン・バルジャンは私的にはインパクトが薄かった。敢えて言うなら
福井さんのほうが好きだったかな。橋本さとしさんのバルジャンがまた観たい。
ジャベールは断然川口さんが良かった。
マリウスとテナルディエは全キャストをコンプリート。
マダム・テナルディエとファンティーヌはこれ以外は観る気なし。
よって満足。特にマダム・テナルディエはどちらも良かったなあ。
エポニーヌはこの二人で満足です(笑)。どちらも良かった。
ガブローシュは清史郎君以外観ていない(笑)。ちなみに旧演出版も
清史郎君しか観ていない私。でも年齢的にこれが最後かもしれないなあ。
アンジョルラスはこの中なら上原君。でも以前観た東山義久君の
アンジョが忘れられないんだけどね。
コゼットは特徴は無かったけど、ハズレもなかった感じ。
気持ち的には、凱旋公演も観たかったりしますが、これで打ち止め!