そんなにミュージカルを積極的に見るほうではなかった私ですが
昨年末及び今年初めに「モーツァルト!」を観に行き、すっかり
好きになった作品。でもDVDは買おうかどうか、迷っていました。
すごく珍しい事だと思います、東宝がミュージカルをDVD化するのは。
おまけにそれが海外の作品なのですから、尚更です。

迷っていたのは、値段が高いのと(10,000円超え。新感線でもそんなに高くない)
なんか色々と特典が付いてくるらしいのが鬱陶しかったから。 
だから予約は止めておいて、本当に欲しいかどうか発売されるまで、
冷静に考えようと思って。
でも、今回レミゼを観に行ったら帝劇の売店で特設コーナーがあって
まんまと買っちゃったわけです(笑)。

M!のDVD
一番右が化粧箱で、DVDとブックレットが入っていました。
この大きな箱が嫌なんですよね、かさばるから。
ブックレットも興味ないし。

売店で「特典が無いヤツは今後出ますか?」と聞いてみたのですが、
明確な回答は得られず、そもそも売店の方に聞いても気の毒だよね、
と思いこの大きなヤツを連れて帰ってきました。
何となく、初回プレス分が完売したら、このDVDだけのバージョンが
販売されるんじゃないかなーなんて思うんですけど、
“今”欲しいんだから仕方ないですね(笑)。


 
 
井上Ver.と山崎Ver.どちらを買うか・・については迷い無しでした。
山崎Ver.は今後も劇場で観る可能性があるし、大楽の舞台
(井上Ver.)が凄く良かった、そして香寿さんの男爵夫人を
もう一度観たかったから、井上Verです。 

大楽は結構前方席で観たので、表情も観れていたはずですが
何となくミュージカルは全体を観てしまう傾向があって、あそこまで
細かく表情を追う事が出来なかったので、新鮮でした。
歌も本当に素晴らしくて。

そして期待していた香寿たつきさんの「星から降る金」はやはり
絶品で、ここだけ何度もリピッちゃった位です。
春野さんの男爵夫人もステキだったのですが、両方観てもやはり
私は香寿さんの方が好きでした。
声質が好きなのと、声量のある歌い方が好みだったんだと思います。 
特に生で観た時にはこの曲が好きで、男爵夫人をガン観状態
なものですから、他のキャストの演技が目に入っておらず 
今回改めて観られたのも嬉しかったです。

ただ・・・画質が残念だった。
自分の目が霞んだのか?と思う所もあったぐらいです。
DVDに収録可能なデータ量には限りがあり、ミュージカルなので
音声データにもそれなりの容量を割り当てているでしょうから
多少は画質を犠牲にしないといけないんだろうな・・と想像は
つきますが、直前に録画した井上芳雄氏のディズニーコンサートの
映像と比較すると、あまりにも残念すぎて、1万円も払ったのに・・と
思ってしまいます。内容が良いだけに・・。
ハイビジョン放送と比較しちゃ可哀そうですけどね。
ブルーレイで売ってくれたら良かったのにな。

まあ、そういった不満はありますが、DVDで芳雄ヴォルフガングが
また観られたのは嬉しい事です。当分は先日のディズニーコンサートと
共にBGM代わりにしょっちゅう再生されることになるでしょう(笑)。

・・・芳雄祭り(笑)。