1本目を観終わって、次の予定まで時間があるので
ついでにもう1本観る事にしました。

サンローランサンローラン
監督:ベルトラン・ボネロ
出演:ギャスパー・ウリエル、ジェレミー・レニエ、ルイ・ガレル、レア・セドゥ
【あらすじ】 
「僕たちは20世紀後半の2大アーティストだ」とアンディ・ウォーホルに称えられたイヴ・サンローランだが、新しいデザインを生み出すプレッシャーに苦しんでいた。ブランドのミューズ・ルルやお気に入りのモデル・ベティ、危険な愛人ジャックと刹那的な快楽を追い求めているうちに、遂にイヴは1枚のデザイン画も描けなくなってしまう──。女性の生き方まで変えたモードの帝王、イヴ・サンローラン。彼の人生で最も輝き、最も堕落した10年間を描く衝撃作。



サンローランを扱った映画は過去に観た事があります。
えっと・・・ 去年の「イヴ・サンローラン」と、ドキュメンタリー映画で
2011年公開の「イブ・サンローラン」。 
なので、この人の事は結構知っているかもしれません(笑)。


 
イブ・サンローラン氏の事を知っているのと、好きなのとは全く
別の話な訳で、はっきり言うとこの人の事は好きじゃありません(笑)。

・・・厳密にいうと、この人が好きではないというか、″生きづらい”
芸術家を地でいっているような人生で、観ている方が辛いから。
才能なんかない、平凡な人生で良かった・・と心から思います。
過去にも書いたかもしれないけど、この人はデザインをしていて
楽しいと思ったことがあるんだろうかと、観るたびに思う。
そんなに辛いなら、薬やアルコールに逃げるんじゃなくて、
デザインを辞めてしまえばいいのに・・。

まあ、それが出来ないから苦しいんだろうし、愚問か。

これはサンローラン氏が成功してからの10年間を描いた作品。
私は過去に2本観てある程度知っているので、気になりませんが
年代が前後したりするので、初見の方はちょっと迷子に
なってしまいやしませんかね?とは思います。
同じ人を主役にした映画でも、解釈や切り取り方で随分と
変わるものですね、という事は再確認できました。

結構観ているのが辛い作品(ちょっと長いしね)でしたが
最後のいたずらっ子のような笑顔は本当にチャーミングだな、と
思ったのでした。

これが今年の映画納めかな〜・