前回の遠征前に、一緒に芝居を何本か観る予定だった友人から
「たまには、ちょっといいお店で晩御飯食べない?」と誘われました。
普段は夜も舞台を観るので、時間も遅いし、晩御飯はコンビニ飯を
ホテルの部屋で食べる・・という事が多いのです。

素敵なお誘いではありましたが、食事ができるほど夜の時間が
空いていたら、ソワレの観劇を入れちゃうんでねー。
今回もマチソワする私は、ご飯を食べに行く事は出来ませぬ。
(ちなみに彼女は、1日1本ペースで、あまりマチソワしない)
すると、彼女から別の提案が。

「じゃあさ、お弁当食べない?」

・・・・どういうこと?と、頭の中に「?」が5つぐらい並ぶころ
彼女が説明をしてくれました。

「鳥しき」という目黒の焼き鳥屋さんがあって、そこはお弁当も
予約で売ってくれるということ。
このお店は、食べログ全国ナンバー1で、ミシュラン一つ星をとる
お店で、焼き鳥職人(オーナーでもある)池川さんはNHKの
『プロフェッショナル〜仕事の流儀』でも取り上げられたのだそうです。

まあ当然人気店らしく、毎月1日の午後2時から電話で、2か月先の予約
を受け付けるという予約ルールもあって、そう簡単には予約が
出来ないそうなのです。でも、お弁当ならいけるんじゃないの?と。

そこから彼女の格闘が始まりました(笑)。
何度電話しても出てくれない。
色んな時間帯に電話をしてみたけど、やっぱり出てくれない。
もうムリだねーという話をしていたのですが、ふと思いついて
スマホをリダイヤルしてみたら、何とつながった!んだそうです。
予約も出来て、私が豊洲に行っている間に受け取りに行ってくれました。



 
その日は豊洲での観劇、開演が19時ですから、終演は22時30分。
ホテルに戻ったら23時過ぎですよ。
自分の分のお弁当を食べ終え、お風呂にも入ってテレビを見ながら
ゲラゲラ笑っていた彼女の部屋を訪問して(お互いシングル利用のため)
お弁当を受け取ってきました。

お弁当
じゃーん。
20センチ×10センチぐらいのお弁当箱にぎっしり詰まっています。

つくねに、焼き鳥(モモ)、鳥皮、椎茸にししとう、うずらの卵が
刻み海苔を敷き詰めたご飯の上にビッチリ。隙間には鳥そぼろ。
タレは別添えでした。

まず驚いたのは、蓋を開けた瞬間、炭火で焼いた香ばしいにおいが
部屋に広がります。そぼろも鳥も、焼いて時間が経っているのに
堅くなっている訳じゃない、でもフニャフニャで柔らかい訳でもない
コシがあるっていったらいいのかな、筋肉質な感じの触感。
口に入れたときにも、更に香ばしい香りが口に広がります。
タレもサラっとしていて、甘ったるくなくて美味しい。
ご飯そのものも美味しかったんですよね。

ずっしり重くて「うわー、この時間に食べるにはヘビーかも」
と思ったのですが、美味しくてペロっと完食。
いわゆる「お弁当」というものがあまり好きではなかったのですが
(いや、食べるんですけど、あまりポジティブには選ばない)
「お弁当」というものに対する認識が変わるほど美味しかった。

電話をかけてくれて、受け取りに行ってくれた友人に感謝です ♪
ちなみにこの弁当は、税込2500円。
何故そこまで電話が繋がらなかったのかは分からずじまい。
予約できたのは、約3週間前でした。
受け取りに行った時の店頭の接客は、素晴らしく良かったそうです。
また食べたいけどなぁ・・・ハードル高いなぁ・・・(笑)。