5月はもっと読めると思ったのですが、2週間ほど全く本を読まない・・
という時期(GWの頃かな)があったので、それほど冊数は多くないです。
GWの期間にも読んでいたら、相当伸びたと思うんですが。


5月の読書メーター
5月に読んだ本の数:10
5月に読んだページ数:3680
5月のナイス数:173




内訳は追記へ。





今月は勝手に「初読みの作家さん祭り」を開催しておりました(笑)。
柚月裕子さん以外は全員初めてなんですよね。
横山秀夫さんも初めてだったか・・と、我ながら意外でした。
今野敏さん、横山秀夫さん、井岡瞬さんは特に、もっと読んでみたい
と思いました。萩原さんも良かったな。
「プリズン・ドクター」は京アニの犯人の逮捕のニュースを見て
まずこの本を思い出しました。(刑務所内のお医者様の話だったので)


任侠学園 (中公文庫)任侠学園 (中公文庫)感想
「任侠書房」に続いて読了。こちらも面白い!任侠の世界って悪くないのかも・・と思わず思ってしまう1冊。でも、ヤクザがどうこう・・ではなく、挨拶するとか、お礼を言うとか、当たり前の事が大切なんだ、と改めて思わせてくれる、読後感の良い、読みやすい本。ちょっとビジネス書っぽいかもしれない。
読了日:05月31日 著者:今野 敏

ロスト・ケア (光文社文庫)ロスト・ケア (光文社文庫)感想
「ロスト・ケア」ってそういう意味でしたか・・。津久井やまゆり園の事件の犯人をどうしても思い出してしまう。(実際の事件は老人ではなく障害者がターゲットだったけど)介護問題はきれいごとだけでは済まない事ではあるが、暗澹たる気持ちになり、なかなか読み進めるのが大変だった。
あとは、キリスト教に関する知識があると、もっと深く読めたかもしれない。
読了日:05月30日 著者:葉真中 顕

任侠書房 (中公文庫)任侠書房 (中公文庫)感想
こちらも初読みの作家さん。スピード感もあり想定外に面白くて、止まらなかった(笑)。暴力団とヤクザの違いとか、考えたことがなかった。任侠の話だけど、サクセスストーリーというか、勧善懲悪で読後感スッキリ。シリーズの残りもぜひ読みたい。
読了日:05月28日 著者:今野 敏

つるかめ助産院 (集英社文庫)つるかめ助産院 (集英社文庫)感想
初読みの作家さん。ほっこりしたくて書店で衝動買い。南の島のゆったりした雰囲気が伝わってきた。ただ、ファンタジーだよね、とは思う。この世界が好きな人は好きなんだろうな。
読了日:05月27日 著者:小川 糸

悪寒 (集英社文庫)悪寒 (集英社文庫)感想
初読みの作家さん。主人公のクズっぷりが描かれるけど、恐らく現実なんてこんなもん。公判が始まってから「誰が嘘ついてるのー!」となった辺りが一番面白かった。この作家さんの他の作品も読んでみたい。
読了日:05月25日 著者:伊岡 瞬

プリズン・ドクター (幻冬舎文庫)プリズン・ドクター (幻冬舎文庫)感想
初読みの作家さん、書店でたまたま見つけてお買い上げ。矯正医官(刑務所のお医者様)という今まで知らない世界が知れるのも面白いし、新人ドクターの医師としての成長譚でもあり、ちょっとした医療ミステリーでもあって想定外に面白かった。
読了日:05月23日 著者:岩井 圭也

明日の記憶 (光文社文庫)明日の記憶 (光文社文庫)感想
若年性アルツハイマーになった50代会社員男性の一人称で書かれた作品。作中の日記に書かれた文章の漢字の量が減っていくさまが切ない。同じ中年の会社員として、身につまされる。この最後はハッピーエンドなのかなあ・・。
読了日:05月21日 著者:荻原 浩

ノースライトノースライト感想
2020年本屋大賞ノミネート作という事でチョイス。おそらく横山秀夫さんは初読み。(映像化もされているので、作品としては存じていたが)
サスペンス作品かと思いきや、挫折を経験した建築士の自己再生の話だった。細かく紡がれた話が絡み合う読み応えのある作品だった。バブルの頃を知っているので、そういう意味でも感慨深く拝読。
読了日:05月17日 著者:横山 秀夫

検事の信義検事の信義感想
好きなシリーズ。いい意味で変わらない佐方の信念に安心する安定した面白さ。ただ短編なので、どうしても深堀できないというか、もっと深く読みたい!と思ってしまう。
読了日:05月03日 著者:柚月裕子

蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)蟻の菜園 ‐アントガーデン‐ (角川文庫)感想
ミステリーの内容云々の前に、この姉妹が幼少期に置かれた境遇と、その後がやるせなくて苦しくなる。
読了日:05月02日 著者:柚月裕子




今月以外の内訳は読書メーターへ。



とりあえず、6月に入った段階で読み終わったのは49冊。
去年一年で読んだのが48冊なので、去年の倍以上のペースで
読んでいるって事ですね。
この勢い、どこまで続きますか・・・。