8月にソロリと観劇を再開したのですが、小劇場だったので、
中〜大規模の劇場での観劇はこの日が解禁です。
チャっと行って観て、さっさと帰る!という事で、15時頃まで
普通にオフィスで仕事をしてから新幹線に乗りました。
(やってることは以前と大差ない気がする・・)

メイビーハッピーエンディング「メイビー、ハッピーエンディング」シアタークリエ9列
18:30開演、20:15終演
脚本:ウィル・アロンソン&ヒュー・パーク  演出:上田一豪
出演:浦井健治、中川翔子、斉藤慎二
【あらすじ】
20××年、ヘルパーロボットが活躍する時代。郊外にひっそりと佇む、主人を失った旧型ロボット達の専用アパートで、ヘルパーロボット5のオリバーは大好きなレコードと雑誌に囲まれて植木鉢と共に毎日規則正しく暮らしていた。ある日、向かいの部屋に住むヘルパーロボット6のクレアが充電コンセントを貸してほしいと訪ねて来る。同じヘルパーロボットながら考え方が正反対で溌溂としたクレアに振り回されるオリバーだが、2人は徐々に交流を深めていく。ロボットにはプログラミングされていないはずの感情に戸惑いながらも、お互いへの気持ちを育むオリバーとクレアだったが―。
 
メイビーキャスト
当初はキャストを選んでエントリーしていたのですが、全部ハズレ
てしまったので、全く気にせずエントリーしてGETしたので
キャストは当日知る、という残念な状態です(笑)。
クレアが中川翔子さん、ジェームスが斉藤慎二さんですね。
出来ればサカケンさんで観たかったな〜・・・なんて。
ちなみにこの日はこの組み合わせでの千秋楽との事でした。

客席は1席飛ばしの千鳥状態。1列目も空席にしていたようです。
クリエはもともと席が千鳥状態に配置されているんですけどね。
前回は全席パイプ椅子の小劇場なので、もともと間隔をあけて椅子を
置いてありましたから、1席ずつ空席をつくる状態を体験するのは
これが最初でした。
まあ・・・思ったよりはスカスカ感が無かったかもしれない。





これは韓国オリジナルのミュージカルの日本版という事ですかね。
浦井君は韓国ミュージカル、何本もやってるよねぇ、敢えてなのかな?

時代は未来。場所は韓国のどこかにある、ご主人様から暇をだされた
旧型のヘルパーロボットが暮らすアパート。
ジェームズという男性のヘルパーロボットだったオリバー(浦井健治)は
何ごとにも「例外」が苦手。ま、ロボットなんで、プログラミングされた
事以外は対応できないのは当然なんだけど、この作品におけるヘルパー
ロボットは「人格」的なものというか「個性」があって、オリバーが
そういう個性だ、という事が言いたいらしい。
そこに向かいの部屋に住む、クレア(中川翔子)が「自分の充電器が
壊れたので貸してほしい」と突然ドアを叩く。

まあ・・この設定が既に突っ込みどころが満載過ぎて(というか全部じゃね?)
笑っちゃうレベルなんだよね(笑)。なのでこの辺りで既に「ああ、これは
細かい事を突っ込んではいけない、ファンタジーなのだな」と理解。

オリバーは3型、クレアは5型なんだそうだ。
5型は3型に比べて新しい機能を搭載しているようだけど、耐久性に欠ける
らしく、3型は故障が少ないとかでお互いにけん制しあったりしている。

溌溂として、相手にグイグイとコミュニケーションを取りに行くクレアと
ルーティーンを大切にし、未知な事や冒険をする事に臆病なオリバー
これも5型と3型の違いというよりは、「個性」の違いとして描かれます。
(もう人間と何が違うのやら・・(笑))
反発しあっている二人が徐々に、お互いの事を知りあっていき
オリバーは過去に働いていたジェームズのところに行きたいと思っている
事を知り、クレアが「一緒に出掛けてしまえ!」と無理やりに連れ出す。
クレアは「ホタル」を観に行きたいと思っているため、一緒に行こう!と。
ヘルパーロボットだけで遠出する事が禁じられているため、オリバーの
挙動不審ぶりがなかなか面白い(笑)。

そんなドライブ旅行で二人の距離が縮まり「恋愛」するようになる二人。
でももう、修理用の部品の製造も終わってしまい、自分自身の「寿命」も
分かるからこそ、楽しい時間を過ごせば過ごすほど、後が悲しくなる。
だから、二人で過ごした期間の記憶をお互い消去しよう・・とそれぞれの
部屋に戻る二人。

色々言いたい事のある作品ではありますが、ラストシーンは良かったな。
あの二人の表情が、とっても素敵でした。
色々と解釈する事が出来るラストだとは思いますが、私は結局二人は
「記憶を消去したフリをして、実際は消していない」じゃないですかね
と思います。でなければオリバーは、あんなにすんなりクレアを部屋に
入れないだろうし、クレアもオリバーの様子をうかがってたりしたし、ね。

イノセントで時にKYな言動をするオリバーは、浦井健治がそのまま
素でやってるんじゃないか思える程です(笑)。
39歳でこの役が素でできるっていうのも、ある意味凄いよね・・。
でもまあ、それが可愛らしいというか、浦井ファンは彼のこういう面が
好きだったりするので、推しを愛でるという目的は達せられました(笑)。

しょこたんは以前も一度ミュージカルで拝見した事がありますが、その時より
歌がお上手になっていたような気がします。
気が強くて、積極的で、興味の範囲が広いクレアというのは、中川さんに
似合っていて、とてもキュートでした。

そして、ジャングルポケットの斎藤さん。
この方は声がとても素敵だという事と、ミュージカルがお好きだという事は
バラエティ番組で拝見して知っていましたけど、実際に出演するって・・と
思っていたんですが、想像より良かったです。
歌ウマ・・という程ではないものの、お上手だと思いますし、オリバー/クレア
以外の役を全部斎藤さんが演じるという事もあって、シリアスな役だけでなく
お笑い芸人としてのキャリアが活かせるというか、クスっとできる役も
できて楽しませていただきました。

糸電話は、元からの演出なのかどうかわかりませんが、ソーシャルディスタンス
を取りながら、でもその事をあまり意識させない演出でしたね。
キスシーンでは「おお!それ、コロナ禍の今、やるんかい!」と思わず
突っ込みましたけど、心の中で(笑)。
(ただ、この作品においてはココは必須な内容ではあるからなぁ・・・)

正直言って、私はこの作品を「ステキ!」と思える程、若くも純粋でもない
んだな・・という事を実感いたしました。
ホッコリできて、絵本を観ているような感じは悪くないと思いますが、
脚本や設定の甘さが気になるし、楽曲も耳に残るようなものもなく・・・。
当初はリピろうと思っていたけど、外れてちょうどよかったです(笑)。
浦井君、もう少し出演作品を選んだ方がいいと思う、特にミュージカル。

ただ、推しを半年ぶりに舞台で観られたことは嬉しかったし、この色々と
大変ななか、クリエでミュージカルが観られた、という事は大きかったです。
客席が減らされてはいたけどこの日は「満員御礼」になっていましたよ。
去年の12月以来のミュージカルだったため、曲の後での拍手を聞いて
「おお、ミュージカルって、拍手するんだったなぁ」という事を思い出した(笑)。

たった2本ではありましたが、8月になってやっと、止まっていた時計の針が
少しずつ動き始めてきた実感があります。
でも、調子に乗らずに、まだまだ慎重にいこう、自分。