美術館に行くのも本当にご無沙汰になってしまいました。
でも、この展覧会を東京のどこかの駅の交通広告で拝見し「行きたい!」と
狙って、日付時間帯指定チケットも買っておりました。

king&queen展「KING&QUEEN展 −名画で読み解く英国王室−」
上野の森美術館
2020年10月10日〜2021年1月11日










もともと英国王室に関わる映画は数多く観てきましたし、何よりも
シェイクスピア歴史劇シリーズを観た直後という事もあったので
「ホットなうちに観たい!」と思って(笑)。
丁度この日のマチネが14時開演だったため、時間もたっぷりあります。
(一番早い時間帯、10時〜11時入場指定のチケットを持ってました)

朝9時頃に上野駅に到着。(朝早い新幹線しか使えないので)
上野で朝ご飯を食べて・・と、幾つかお店を調べておいたのですが
いずれも、コロナウイルス関連でモーニング営業を中止しており
朝ご飯食いっぱぐれ〜。
東京駅でモーニングを食べてから上野に来ればよかったよ。
行きの新幹線が以前並みに混んでいたので、もうすっかり以前と同じ?
みたいな感覚になってました。





入れ替え制じゃないので、この時間より前には誰も入場していないはず。
だったら、早く行った方がゆっくり見られるかしら?と思って
10時15分頃に美術館に向かったところ、思いのほか混んでおりました。
行列に並び、一人ずつ検温して入場です。

時間もゆっくりあるので、しっかり鑑賞しましょうかね・・という事で
音声ガイドも借りましたよ。語りは明日海りおさん。
よくは存じませんが、宝塚出身の方(確か最近退団されたのでは?)
ですよね。宝塚の方は名前とセリフ回しで分かりますね。

展示は舞台で観た薔薇戦争の頃ではなく、リチャード三世が殺された後、
ヘンリー7世からの時代から、徐々に現代に・・と言う順番で、
チューダー朝→スチュアート朝→ハノーヴァー朝→ヴィクトリア朝→ウインザー朝
と分かれていて、それぞれに部屋のベースカラーが違っています。

先日の新国立の舞台で関係するのは「ヘンリー七世」(リッチモンド伯)
ぐらいなんですが、美術展を観ていくと「あ、これ!!」と思い出す
作品の多い事、多い事・・・。

映画だと・・・
「QUEEN」
「ブーリン家の姉妹」
「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」
「英国王のスピーチ」
「エリザベス ゴールデンエイジ」
「英国王のお気に入り」
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」
「ヴィクトリア女王最後の秘密」
「ヴィクトリア女王 世紀の愛」

舞台だと・・・
「9days Queen〜9日間の女王〜」
「メアリー・スチュアート」
「レディ・ベス」
「クイーン・エリザベス−輝ける王冠と秘められし愛−」


他にもあるかもしれない。
だから、「そうそう、あの時のメアリーね!」とか、「ああ、吃音の王様
居たなぁ・・」とか、映画や舞台を反芻しながら展示を観ることができて
面白かったなぁ。それぞれに色々な背景があるんだなぁ・・って。

改めて見ると、イギリスって本当に女王の比率が高い。
カミラさんの曾祖母に当たるアリス・ケッペルはチャールズ皇太子の曾々祖父の
エドワード7世の愛妾だったとか、何だか・・・巡ってるよね(笑)。

時間帯指定入場券とはいえ、待たないと次の作品が観られないとか、
人だかりで説明が読めないような作品もありました。
もう少し人が少ないかと思っていたので、ちょっとガッカリ(笑)。
でも、根性だして1時間半かけて全部見ました!楽しかった!

しかし以前も音声ガイドを借りた時に思ったのだけど、語りが俳優さんの場合
あの寸劇みたいなの、必要なんだろうか・・・。
(個人的には聞いていると、こっ恥ずかしくなってくるんですが・・・)