映画は観なくなってましたね・・。
10月は忙しかったからなんですが、行かなきゃ行かないで、
何となく慣れてしまったという事もあって、11月が過ぎました。
でもこの作品だけは気になっていて、気づいたら公開が始まってた!

シカゴ7裁判「シカゴ7裁判」
監督:アーロン・ソーキン
出演:エディ・レッドメイン、アレックス・シャープ、サシャ・バロン・コーエン
【あらすじ】
1968年、シカゴで開かれた民主党全国大会の会場近くに、ベトナム戦争に反対する市民や活動家たちが抗議デモのために集まった。当初は平和的に実施されるはずだったデモは徐々に激化し、警察との間で激しい衝突が起こる。デモの首謀者とされたアビー・ホフマン、トム・ヘイデンら7人の男(シカゴ・セブン)は、暴動をあおった罪で起訴され、裁判にかけられる。その裁判は陪審員の買収や盗聴などが相次ぎ、後に歴史に悪名を残す裁判となるが、男たちは信念を曲げずに立ち向かっていく。

 

ミリオン座ならいざしらず、センチュリーシネマかぁ、面倒だな
と、スルーする気マンマンになり、念のために作品情報をチェックし
キャストにエディの名前がある事を発見。

・・・ならば、行くしかない・・・(爆)。




これはもともとネトフリ製作の映画で、10月からはネトフリで
配信されているようで、映画館では限定公開、という事らしい。
すごいな、NETFLIX。
これは実際にアメリカであった裁判をもとにした映画。
ええ、好みですね、こういう作品(笑)。

とても、とてもイライラして、腹が立ちました(笑)。
もう、この裁判の判事が酷いったら・・。これで成り立つって
司法の意味って何?って思わずにいられないというか、これじゃまるで
独裁国家じゃん!って。

でも、(実際にここまでひどい判事だったかどうかは分からないけど)
そういう、ある意味アメリカという国の恥部みたいなものを、こうやって
映画化してしまうって言うのは、エライと思うのですよ。
これはアメリカだけじゃなくて、他の欧米国家にも言えると思いますが。
日本だったら、ここまでの作品出来るのかな?って思いますし。
こういう色々な事件を経て、アメリカ人のアイデンティティが出来てきた
んだな、と実感しました。

今回のお目当ては私の好きなエディ・レッドメイン。
おおお、アメリカ人を演じてるよって、ちょっとビックリしちゃった。
彼は「ザ・イギリス人」っていうイメージだったから。(実際イギリス人。)
かっこいいエディじゃなくて、どちらかというと情けないところもあって
親近感を感じる役どころでした。

私はキャスト全員の事をよく存じ上げている訳ではないですが
凄い存在感の方ばかり。前の司法長官を演じたマイケル・キートンが
役柄としても、俳優としてもカッコ良かったなぁ。
サシャ・バロン・コーエンが演じたアビー・ホフマンが何気に
陰の主役って言う感じで、これまた良かった。ぱっと見はちょっと
イラっとさせるようなところがあるけど、めっちゃ頭が切れるもんね。
いや、この二人に限らず、みんなどの役も個性がはっきりしていて、
見応えバッチリでした。

私個人としては、一次体験というか、映画館で観る映画、劇場で観る演劇
というものが好きで、配信とかって、今でもあまり魅力を感じない
ので、NETFLIXにもあまり興味が無かったのですが、NETFLIXが
作るコンテンツは凄いと思います、正直。お金もキッチリ掛けてるみたいだし。
下手な映画よりもクオリティ高い。
今年診たネトフリの3本はどれも上質な映画、って言う感じでした。
これ、テレビの地上波はイマイチだけど、視聴率関係ないWOWOWの
ドラマの方がエッジが効いていて面白い・・に通じるものがありますよね。

まあ・・・だからと言って加入するかと言われると・・・。
自宅ではじっくり観られない人だから、なかなか食指が動かないんですが(笑)。


映画から足が遠のいていましたが、久しぶりに観ると、いいなー。
これからちょっとずつ映画館通いを再開させましょうかね〜。