これは予告を観て興味があったので、仕事帰りにテクテクと
名演小劇場まで。

ノッティングヒルの洋菓子店「ノッティングヒルの洋菓子店」
監督:エリザ・シュローダー
出演:セリア・イムリー、シャノン・ターベット、シェリー・コン、ルパート・ペンリー=ジョーンズ ほか
【あらすじ】
ロンドン、ノッティングヒル。 名店で修行を積んだパティシエのサラと親友のイザベラの2人は、長年の夢だった自分たちの店をオープンすることに。 ところが事故でサラが急死。夢を諦めきれないイザベラとサラの娘クラリッサは、 絶縁していたサラの母ミミを巻き込んで、パティシエ不在のまま開店に向けて走り出す。 そんな3人の前に現れたのは、ミシュラン二つ星のレストランで活躍するスターシェフのマシュー。 20年前、ガールフレンドだったサラから逃げた過去を持つ彼がパティシエに応募してきたのだ。 それぞれの想いを抱えた4人は、果たしてサラの夢を叶えることができるのか―。《イギリス製作》




仕事帰りに名演小劇場に行くのは、本当に久しぶりですねぇ。
お客さんは4人ぐらいだったかな。ちょっと寂しい。




仕事帰りにホッとしたい、そんなときにピッタリという感じの映画でした。
悪人が誰も出てこなくて、ホッコリ出来る作品。

まあ、突っ込みどころはありますよ(笑)。
何よりもマシューが良く分からん。
ミシュランの星付きレストランで働いていたのに、敢えてここにやってきた
理由が分かるような、分からないような・・・。
スカウトが来ていたレストランも結局断ったの?それは何故?というのが
なんか、ふわっっと流されちゃった感じなんだよね。
確かに良いお店だろうけど、ミシュランの星付き店とはスタンスが全く
違うだろうから、そこで満足できるのか?
そういう事を「なるほどね」と納得させるような、背景の描き方がねぇ・・。

でも、移民の人達が祖国を思い出せるようなお菓子を出して、お菓子で
世界旅行ができる・・って言う発想は面白いよね。
日本が出てくるかなぁ、と思ったら、結構大事なポイントで出てきたよ。
でも「抹茶ミルクレープケーキ」ですか(爆)。
ミルクレープってフランス語だよね?と思って調べてみたら、日本が
元祖のケーキだって知って驚いたわ。
大福とか、桜餅とか、わらび餅とか、みたらし団子とか、そういうモン
かと思ってたけど、ビジュアル的にイマイチか(笑)。
でも、ミルクレープを作っていた二人が「日本人は暇に違いない」って
げんなりしているシーンには笑ったけどね。

ミミはボーイフレンドも出来て、娘の夢を援助しようと思った時には
娘を亡くして後悔した思いを、この「ラブ・サラ」で果たせたし、
娘のクラリッサは母の想いのこもったお店のオープンを果たして
バレエ団との両立を果たし、イザベラはパティシエに復帰してお店を
切り盛りして、人気店にするというサラとの夢を果たす。
全部丸く収まるハッピーエンドで、いい気分で映画館を後にしました。

それにしても、映っていたスイーツねぇ。
もう少し精緻なものを出せばいいのに・・(少し傾いていたり・・が
気になった)と思いましたけど、ここまで気にするのは日本人の悪い
所かもしれません(笑)。
でも、日本のスイーツはレベル高いなぁ・・と、改めて思いましたよ。
日本のケーキ店のショーケースの中の方が美味しそうなケーキが多い!
見るだけでゲロ甘な感じのスイーツが多かったから(爆)。
あとは日本の「ベーカリー」とはちょっと違うのね〜。