イキウメのTwitterアカウントで告知されていて気になっていた動画。
土曜日に特に予定も無かったので、観てみました。


日本演出者協会・教育出版部という所がだしている、舞台に携わる
お仕事の説明動画、とった感じでしょうか。私が観たのは、そのうちの1つ。

【舞台監督・演出部・ドラマターグ】(全4回)|舞台芸術スタッフの仕事  
1.「想像の自由と現実の不自由 その壱


2007年のイキウメ作品から劇団の公演に携わって来られた舞台監督の
谷澤さんが講師をつとめていらっしゃいます。







谷澤さんが講師の動画は全4回あるようですが、その1本目。
時間の使い方・・みたいなところを中心にお話をされています。

その中で、ペーパータワーのワークをイキウメの劇団員がやっていて
(これ、新聞紙使ったバージョンはチームビルディング系の研修で使われる)
背景から、「金輪町コレクション」の稽古場かな〜なんて思いました。

具体的にどういうタイムスケジュールで公演が出来ていくのか
どういうリストでチェックをしたり、どういう事に注意して準備して
いくのか・・と言うお話を、イキウメの「天の敵」の公演を例示して
説明をしてくれます。
最初の舞台セットの模型が、最終的にどう変わっていったのか・・とか
どういう小物を用意したのか(実際に調理するシーンもあったしね)
火を使う公演は消防に届け出が必要で、防炎の為にどういう工夫が
されているか、なんてお話も聞けたりしました。

実際に観た舞台を例示して説明してくれるので、バックステージを
覗き見出来ているようで、大変面白かったです。
そもそも「舞台監督」の仕事については、小説「シアター!」でも
説明されていたので、何となく分かってはいましたが、守備範囲が広くて
本当に大変なお仕事。(だけど面白そうね、私は同時にいくつもの仕事を
平行して進めていくのは苦手ではないので)
「天の敵」も決して「小規模」とは言いませんが、あの規模でこれだけ
だとすると、ステアラのような大きな劇場で、新感線のような小道具も
衣装も、そもそもキャストが多い舞台では、どんだけのスタッフさんが
動いているんだろう・・と気が遠くなりそうでした
(100人ぐらいと聞いたことがありますけどね)。

この他にも照明や音響、衣装など、思った以上にコンテンツが充実していて
時間があれば観てみたいのだけど、なかなかこれ全部観るのは大変そう(笑)。
でも、これからこういう仕事を目指そうと思っている人にとっては、とても
いい動画だな、と思います。
時間があったら、照明とか、衣装についての動画、観てみたいなぁ。