新感線を観たのはちょうど1年前ぐらい。2月末に「偽義経冥界歌」を
観て以来です。(浦カチは配信でしたしね)
新感線の新作なんて、当分観られないだろうと思っていたので
何だかとても新鮮でした。

月影花之丞大逆転「月影花之丞大逆転」東京建物 Brillia HALL M列
13:00 開演  15:05終演
脚本:中島かずき  演出:いのうえひでのり
出演:古田新太、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、村木仁、木野花
【あらすじ】
「すべての道は芝居に通ず!」という、劇団月影花之丞・座長 月影花之丞<つきかげはなのじょう>(木野花)の号令一下、今日もその稽古場はむせかえるような熱気に満ちていた!そして、この一座に潜入しようとする一人の男が。インターポール極東支部捜査官のモスコウィッツ北見<きたみ>(浜中文一)である! 劇団員の塾頭が国際的な殺し屋“イレイザー”という秘密情報をキャッチした北見は、インターポール魂にかけて暗殺を阻止、“イレイザー”を逮捕せんと入団希望を装い、首尾よくオーディションに合格、潜入に成功した!出自も演じる理由もバラバラな役者たちによる、熱く激しい稽古! それぞれの思惑が交錯する中、迫りくる本番初日! そして、水面下で進行する暗殺計画が全貌を現したその時、歴史の闇に埋もれた一大プロジェクトが甦るのだった……ッ!!!!


ブリリアホール
やっと来れた初めての「東京建物Brillia Hall」。芸劇とは逆の方向なんですね。
私が観劇を始めた頃は(芸劇は既にあったけど)池袋駅に降りるのは
サンシャイン劇場に行くときぐらいしかありませんでしたけど、今は
かなりの確率で池袋に行くようになりました。
非常に悪い評判も聞こえてくる劇場なのですが(2階席は死角が多いらしく。)
今回の席では特に悪い印象はありませんでした。1階席は大丈夫なのかな。

この作品は大した感想は書いていませんが(何を書いたらいいのやら)
思った事は追記にて。






Judas Priestが感慨深い・・・。
去年の7月にゲキシネを観て「新感線の舞台は当分無理じゃないか」と
凹んでから1年も経たずに、劇場で新感線の新作が観られるなんて(涙)。

と言っても、上演時間は2時間ちょっと。
いつも3時間越え、何なら4時間弱になるのがお約束のが新感線。
こんな上演時間の新感線作品なんて、私が観始めてからは初めてだと思う。
そしてキャストが少ない。
いのうえ歌舞伎じゃなくて、おポンチだから出来たことかもしれないですが。
なので、新感線の新作ではあっても、コロナ仕様なんですよね。
でも、そんなことは一切感じさせない(いい意味での)バカバカしさ全開で
派手で元気な舞台でした。(当然ながら古田さんのカテコの水吹きもなし)

マジメな感想が難しいんですけども(笑)、「これ、大丈夫すか?」と
思わず言いたくなるようなネタがいっぱい。
これは・・・地上波じゃ放送は無理でしょうね、って言う感じ。
Twitterでもよく言われていましたが「多方面から怒られそう」なヤツ(笑)。
この後、テレビで「家庭教師のト〇イ」のCM(ハイジのやつ)を観ると
思わず笑っちゃうようになっちゃって困っております(笑)。
終盤はまさかの、五右衛門や髑髏のセルフパロディまで出るとは!
捨之介のセリフでは客席が拍手ですよ。音楽は完全にオリジナルだし(笑)。

でも面白かったなー。
私はもともと「お笑い」が苦手なので、今まで、おポンチもあまり積極的に
観るほうじゃないんだけど、今回は素直に楽しんだし、面白かった。
本当にくだらないんだけど(←誉め言葉)、曲がしっかりしていたり
何より俳優さんが精いっぱいバカをやっているのを観るのが嬉しくて。
途中で木野花さんがセリフを忘れたっぽい所もあったけどね(笑)。

“間違いない”キャストが軒並み揃っているなかで、好印象だったのが
西野七瀬さん。良くは存じ上げませんが、おとなしいというか、ちょっと
内向的な不思議ちゃんなのかしら?っていう印象だったので「え、新感線、
しかもおポンチで?」とキャストを聞いた時には驚いたんですけど
実際に拝見したら、思い切りのいい演技をされていて、アイドルやって
それなりに頂上を極めた子って、肝が据わってるなぁ・・と感心しました。
あとは浜中文一さん。全く存じ上げない方だったのでググったところ
ジャニーズ所属の方だそうで。
この方も思い切りのよい、若者らしい演技で非常にこの作品に合ってました。
劇団員の皆も元気そうで、何よりです(笑)。

最後のひねくったオチは、いかにも中島かずきさんだなぁ・・と
クスっとしちゃったり、「全力で演技をする」という事を、私達だけ
じゃなくて、何よりも俳優さんたち自身が欲しているんだろうなぁ・・
と思うと、何だかホロリとしちゃったりしてね。
コロナ禍という事もあってか、キャスト表が頂けなかったのが唯一残念かな。
(チラシも手元にないですしね・・・)

こんな状況だと1年後の「神州無頼街」はまだ安心・・とは言い難い状態
かもしれないな・・と思ったりはしますけど、こちらとしては無事に
上演されることを祈るのみ、ですね。

頑張れ、新感線!