芸劇のサイトで見つけていたこの口座、料金もお手軽だし
何と言っても木ノ下さんの講座だし・・という事で。
本当は副反応で仕事を休む予定の日に視聴しようと思ったんですけどね(笑)。
「歌舞伎ひらき街めぐり〜木ノ下裕一の古典で読み解く江戸⇄東京講座〜」
この講座は、歌舞伎の演目とその演目ゆかりの土地について
木ノ下さんのがレクチャーしてくださる、というものだそうです。
第一回目は「三人吉三」。
丁度先日KAATで「湊横濱荒狗挽歌」を観てきたばかりという事も
興味をそそられる一つの要因でした。
何と言っても木ノ下さんの講座だし・・という事で。
本当は副反応で仕事を休む予定の日に視聴しようと思ったんですけどね(笑)。
「歌舞伎ひらき街めぐり〜木ノ下裕一の古典で読み解く江戸⇄東京講座〜」
第1回:両国と『三人吉三』〜魂をしずめる場所〜
配信日:2021年9月10日(金)〜9月19日(日)
【内容】
江戸で一、二を争う盛り場であった両国は、様々な歌舞伎作品で描かれてきました。ここでは、江戸末期から明治にかけての大作者・河竹黙阿弥の代表作『三人吉三廓初買』(さんにんきちさくるわのはつがい)を取り上げます。火災や地震、空襲などに見舞われつつも都市の慰霊地としての役割を果たしてきた両国。終わりゆく江戸へのレクイエムとしても読むことができる『三人吉三』。江戸の人々がこの土地に託した想いを掘り下げていきます。
江戸で一、二を争う盛り場であった両国は、様々な歌舞伎作品で描かれてきました。ここでは、江戸末期から明治にかけての大作者・河竹黙阿弥の代表作『三人吉三廓初買』(さんにんきちさくるわのはつがい)を取り上げます。火災や地震、空襲などに見舞われつつも都市の慰霊地としての役割を果たしてきた両国。終わりゆく江戸へのレクイエムとしても読むことができる『三人吉三』。江戸の人々がこの土地に託した想いを掘り下げていきます。
この講座は、歌舞伎の演目とその演目ゆかりの土地について
木ノ下さんのがレクチャーしてくださる、というものだそうです。
第一回目は「三人吉三」。
丁度先日KAATで「湊横濱荒狗挽歌」を観てきたばかりという事も
興味をそそられる一つの要因でした。
所要時間は概ね1時間。
取り上げる演目の大雑把な内容説明をしてくれるのですが、個人的には
木ノ下さんのお話は面白いから、もっとガッツリ聞きたい所。
そして、その演目の中の場面から、幾つかピックアップして、役者さんが
朗読をしてくれたりもします。
「三人吉三」はコクーン歌舞伎も含めて何回か観劇した事はありますので
ザックリした内容は理解しているつもり。
・・・・なんですが、やっぱり木ノ下さんにかかると「そうなんだ!!」
という所が一杯で、目からうろこが一杯落ちちゃいますね。
まずこの演目が初めて上演された頃の時代背景が、大きな火事があり
大きな地震があり、コレラが流行した後で麻疹の流行が続く・・・という
何とも混沌とした時代の直後だったという事。
吉三郎達は盗賊だけども、生きるために盗賊にならざるを得ない人達も
含まれていたであろう事、そして観る側もそう思っていただろう事を
聞くと、やっぱり観かたが変わりますよね。
単なるアウトローをヒーローとして描いたものではないというか。
河竹黙阿弥ご自身も震災で被災されていたという事も今回初めて知りました。
そして両国辺りや墨田川界隈の成り立ちなど。
・・・まったく木ノ下さんの知識量って、どんだけ〜・・・と。
タイトルにある「魂をしずめる場所」という意味は観る前は分からなかった
のですが、なるほどなぁ…と思います。
しかし、木ノ下さんのように色々な知識があると、芝居一つでも
観方が深まるし、広まるものですね・・・。
取り上げる演目の大雑把な内容説明をしてくれるのですが、個人的には
木ノ下さんのお話は面白いから、もっとガッツリ聞きたい所。
そして、その演目の中の場面から、幾つかピックアップして、役者さんが
朗読をしてくれたりもします。
「三人吉三」はコクーン歌舞伎も含めて何回か観劇した事はありますので
ザックリした内容は理解しているつもり。
・・・・なんですが、やっぱり木ノ下さんにかかると「そうなんだ!!」
という所が一杯で、目からうろこが一杯落ちちゃいますね。
まずこの演目が初めて上演された頃の時代背景が、大きな火事があり
大きな地震があり、コレラが流行した後で麻疹の流行が続く・・・という
何とも混沌とした時代の直後だったという事。
吉三郎達は盗賊だけども、生きるために盗賊にならざるを得ない人達も
含まれていたであろう事、そして観る側もそう思っていただろう事を
聞くと、やっぱり観かたが変わりますよね。
単なるアウトローをヒーローとして描いたものではないというか。
河竹黙阿弥ご自身も震災で被災されていたという事も今回初めて知りました。
そして両国辺りや墨田川界隈の成り立ちなど。
・・・まったく木ノ下さんの知識量って、どんだけ〜・・・と。
タイトルにある「魂をしずめる場所」という意味は観る前は分からなかった
のですが、なるほどなぁ…と思います。
しかし、木ノ下さんのように色々な知識があると、芝居一つでも
観方が深まるし、広まるものですね・・・。