この作品は豊橋公演もあったんですよね。
個人的には最初からターゲット外の作品だったのですが、どうやら
チケットは瞬殺だったそうで「へぇぇ」と思っていました。

もしも命が描けたら「もしも命が描けたら」@配信
作・演出:鈴木おさむ
出演:黒羽麻璃央、田中圭、小島聖
【あらすじ】
この日の夜、星野月人は森の中にいました。深い深い森の中で、一本の木にロープをかけていました。そうです。35年間生きてきた自分の命を絶とうとしていたのです。画家になる夢を持っていたが諦めた月人。生きることを諦めようとしたときに、得たある力・・・。
そんな月人が出会った女性、空川虹子。彼女を笑顔にするために生き始める月人だが、虹子には、光陽介という愛する男性がいた。月人は今日も誰かのために、絵を描く。命の分だけ・・・
 


もともと観に行く予定でもなかったのですが、たまたま目にした
ツイートで配信決定というニュースが流れていました。
まあ、その事は忘れていたのですが、祝日前にふと「そう言えば」と
思い出して調べると、見逃し配信中でまだギリギリ間に合うじゃないですか。
まあ、このタイミングで気づいたのも何かの縁なので観てみましょう・・と。
ま、9月の話なんですけどね(笑)。






配信で観ていたという点を割り引いて考えないといけないのですが
凄くざっくりした印象は「邦画を観た」感じと似ている、ですね。
ファンタジー感溢れる作品で、分かりやすい展開ではありますけど
まんまとジーンとさせられました。
舞台作品って歌詞がある曲がテーマになる事って多くはないですが
今回はYOASOBIの曲がはまっていた・・というか、あの曲も含めて
作品が作られていたような印象だったのも影響しているのかも。

それにしても田中圭君のセリフ量はハンパじゃないですね・・・。
序盤が田中君のモノローグで始まりますし、進行も田中君。
田中圭君が演じる、父親が蒸発、母親が男を作って家出をした
「星野月人」の目線で描かれた作品。

私は田中君の舞台を何作か観てきていますが、程度の差こそあれ
どの役もクズ要素が強くて、クズ男を演じさせたらピカイチな俳優と
思っていたのですが(誉め言葉です。ちなみに中村倫也君も私の中では
同じカテゴリーです)、今回はそういう役柄じゃなかったです(笑)。
田中圭君だけは一役ですが、小島聖さんが月人の母と妻、黒羽麻璃央君が
三日月と、母親の恋人をそれぞれ二役で演じていらっしゃいました。

小島さん、本当に痩せちゃいましたよねぇ、大丈夫?と思うぐらい。
以前のほうが色っぽくて好きだったんだけどな・・・。
でも本当にお上手なんですよね、大好きな女優さんです。

黒羽君はミュージカルでしか拝見した事無かったですけど、この方
ストプレも全然いけそう。やせ我慢してるチャラ男って言うキャラが
何だかとても似合ってました。

こういう作品が配信で後からでも観られるって、ありがたいなぁ。